はじめに

まずこちらをご覧ください。
- 運転免許再取得の主な方法は2つ!
- 各再取得方法にかかる時間と費用
- 各再取得方法のメリットとデメリット

運転免許を再取得したけど、どんな方法があるのか分からない。
今回は、そんな人に参考にしてもらいたい記事になります。
◆再取得をするには必ず受けなければならない講習《取消処分者講習》についてはこちら↓↓
◆運転免許再取得で取れる免許の種類についてはこちら↓↓
主な運転免許再取得方法は2つ

再取得方法として2つの方法を紹介します。
- 公安委員会指定教習所に入校して再取得する方法
- 公安委員会試験を受けて再取得する方法

1.再取得に関し覚えておいて欲しいこと
基本的な考え方として、取消処分者講習の受講を修了していれば、取得までの流れ、費用・時間などは初めて運転免許を取得する時と全く同じです。
以前、運転免許を持っていたとしても、試験免除など優遇措置はありませんので、その点は頭に入れておいてください。
◆再取得に関しての間違った情報に惑わされないでください↓↓
公安委員会指定教習所に入校して再取得する方法

免許を取得するのに最も一般的な取得方法で、初めて免許を取得する人の多くがこの取得方法で免許を取っています。
公安委員会指定教習所や自動車学校に入校して免許取得を目指します。
1.再取得までの流れ
公安委員会指定教習所や自動車学校で再取得する場合の流れは、以下の図のようになります。

公安委員会指定教習所で卒業検定(技能検定)に合格すると、公安委員会試験(技能)を免除されますので、学科試験合格後、免許交付となります。
2.再取得にかかる費用と時間
- 普通自動車免許・・・260,000円~280,000円
- 普通自動車免許(AT限定)・・・240,000円~270,000円
技能教習 | 学科教習 | 合計 | |
---|---|---|---|
第1段階 | 15時間 | 10時間 | 25時間 |
第2段階 | 19時間 | 16時間 | 35時間 |
3.この取得方法のメリット
①:合格率が圧倒的に高い
技能試験(仮免・卒業検定)は、不合格のハンコがないとまで言われるほど、合格率が高い取得方法になります。
確実に合格を勝ち取りたい人にはかなりのメリットです。
②:基礎から学び直すことが出来る
以前、免許を持っていたからといって、基本的な交通法規を全て覚えているわけではありませんので、学び直すという観点では大きなメリットになります。
③:運転動作・マナーを基本から学べる
長年運転していると、どうしても癖というものが出てしまいます。この癖を検定などで出してしまうと、結果に影響が出ます。
その癖を直し基本的な運転操作を学びなおすことが出来ます。
4.この取得方法のデメリット
①:取得までに時間がかかる
上記で記載があるように、学科・技能合わせて教習が60時間あり取得までにかなりの時間を要します。
メリットで記載したように、学び直しという観点では良いことなのかもしれませんが。
②:スケジュール管理が難しい
この取得方法は、自分のスケジュールで教習予定を立てることが難しく、教習や検定のために仕事を休むなどしなければならないことが一度は必ずあります。
③:取得にかかる費用が高い
上記で記載したように、再取得者でも初めて免許を取得する人と同じですので、費用に関しても違いはありません。
30万円近い大きな金額がかかることになります。
④:学科教習を受けなくてはならない
合計26時間という大変長い時間、学科教習という名の授業を受けなくはなりません。
また、再取得する年齢にもよりますが、初めて免許を取得する年齢の若い人と一緒に授業を受けなくてはなりませんので、周りの目が気になることが少なからずあると思います。
公安委員会試験を受けて再取得する方法

この取得方法は、公安委員会の仮免・本免試験を受けて再取得を目指すという再取得方法です。
公安委員会を試験を受けるには、決められた時間、車に乗り教習を受ける必要があります。それを、個人教習所で済ませ試験に挑みます。
1.再取得までの流れ

第1段階のコース練習は、実際試験が行われる公安委員会のコースを使用して行われますので、合格に向け重点的に練習することが出来ます。
2.再取得にかかる費用と時間
- 普通自動車免許・・・180,000円(+α)
- 普通自動車免許(AT限定)・・・190,000円(+α)
技能教習 | 学科教習 | |
---|---|---|
第1段階 | 平均12時間 | なし |
第2段階 | 平均10時間 | なし |
取得時講習 | 1時間(高速教習) | 6時間(応急救護など) |
3.この取得方法のメリット
①:取得にかかる費用が安い
学科教習がない分、取得にかかる費用はかなり抑えられます。個人教習所により金額はまちまちですが、自動車学校や公安委員会指定教習所より高い場所はありません。
費用を安く抑えたい人にはかなりのメリットになります。
②:学科教習を受けなくてもいい
自動車学校や公安委員会指定教習所では、26時間受けなくてはいけない学科教習を一切受けなくても免許を取得出来ます。(取得時講習6時間は除く)
③:取得までにかかる時間が圧倒的に早い
学科教習の26時間がありませんので、全てスムーズに試験を合格すると、約30時間ほどで免許を取得出来ます。自動車学校や公安委員会指定教習所の半分の時間で免許を取得出来ることになります。
④:自分に合わせたスケジュールを組むことが出来る
個人教習所は、取得する人の日常のスケジュールに合わせてくれますので、仕事の休みの日や、空いた時間に教習を受けることが出来ます。
また、ほとんどの個人教習所で送迎を行ってくれるので安心です。
⑤:公安委員会試験に合格するための方法のみの技能教習を受けられる
試験に合格するための運転方法や、安全確認方法を中心に指導してくれるので、その通り試験で運転すれば合格出来るように教習してくれます。
4.この取得方法のデメリット
①:技能試験の難易度が非常に高い
上記で解説した自動車学校や公安委員会指定教習所で取得する場合の技能試験は、仮免・卒業検定(本免)ともに、教習所内で試験を行い、試験官は教習所の教官です。
しかしこの取得方法では、公安委員会の試験を受けるため、試験官は警察官です。
そのため、難易度はかなり高く、合格率がかなり低くなります。詳細な数字は不明ですが、合格には平均5~7回かかるなんて書いてあるネット情報も存在します。
②:学科試験の勉強を自分でしなくてはならない
メリットでも触れましたが、この取得方法には学科教習がありません。ないこと自体は時間がかからずメリットなのですが、その分、試験勉強は自分でしなければなりません。
仕事をしながら技能試験をして、なおかつ、自主勉強となかなか大変なことだと思いますので、デメリットにも記載しておきます。
③:運転操作の基礎などを学ぶことが出来ない
試験合格のための教習が中心となる上に、技能教習自体の時間が短い、なおかつ、過去運転していたという状況ですので、基本的な運転動作などの教習は省略されます。
④:あまり試験に落ちると結果的に費用が高くなることがある
公安委員会試験を受けるのにも費用がかかります。個人教習所ホームページなどに記載してある金額は教習にかかる金額ですので、試験にかかる費用は含まれていません。
仮免許試験・本免許試験ともに試験料・車両利用料が試験のたびにかかります。10回試験を受けると10回分この費用・時間がかかります。
結果的に他の取得方法の方が費用が安く、時間がかからなかったなんてこともあるかもしれません。
まとめ

今回は、運転免許再取得方法として考えられる2つの方法について解説してきました。
仕事をしながら再取得を目指す人も多いと思いますので、私個人的には、費用も抑えられ、時間的な融通もきく公安委員会試験を受けて再取得をする方法をオススメします。
この記事を参考にしていただき、費用・時間など自分に合った再取得方法を考え、決めていくことが重要だと思います。

読んでいただきありがとうございました!
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