【重要】飲酒検問で検挙までの流れ!赤切符と青切符とはなにか

目次

はじめに

この記事を読むと分かること
  • 飲酒運転の検挙までの流れ(警察24時などでよく見るシーンは何が行われているのか)
  • 青切符と赤切符とはなにか
  • 取り締まりを受けたあとのこと
  • 身柄は拘束されるのか
  • 車両の運転はいつまで出来るのか
違反者
違反者

お酒を飲んでしまったけど、バレなければいいや!

このような安易な気持ちで飲酒運転をすると、大変なことになります。

飲酒検問で行われていること

警察24時などの報道番組で、飲酒検問の場面を見たことはありませんか?

報道では数分で終わるこの場面に何が行われているのかについて解説します。

飲酒検問の流れ
  1. 警察官による呼気検査
  2. アルコール検知器による呼気検査
  3. 歩行検査・警察官からの質疑応答
  4. 取り締まり理由の説明
  5. 交通違反切符発行

1.警察官による呼気検査

従来、警察官に息を吹きかけアルコールの匂いを調べるという検査方法を取っていましたが、現在は新型コロナウイルス感染防止対策のため、この検査は実施されていません。

現在は、アルコール感知器という機械に息を吹きかけ、アルコールを調べるという方法を導入しています。

参考画像ですがこのような、マイク型の検査機器を使用して検査を行います。

ここでアルコールが感知されなければ、何の問題もなく終わりです。

2.アルコール検知器による呼気検査

アルコールが感知された場合、体内にどのぐらいのアルコールがあるのか詳しい数値を出すために、アルコール検知器を使用して検査を行います。

報道でよく見る、風船を膨らませるような検査機器を使用します。

この検査で、体内のアルコール濃度が0.15mg以上検出された場合、飲酒運転で検挙されます。

この記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
【交通違反】飲酒運転の取り締まり対象・処分についてを詳しく解説! 【はじめに】 まずはじめにこちらをご覧ください。 この記事を読むと分かること 飲酒運転とはそもそも何なのか 飲酒運転の取り締まり対象について 飲酒運転の処分につい...

ここで、0.15mg以下だった場合、検挙されることはありません。
ただし、体内にアルコールがあるわけなので、運転して帰ることは出来ません。運転代行などを使い帰ることになります。

3.歩行検査・警察官からの質疑応答の検査

アルコール検知器で取り締まり基準値以上のアルコールが検出された場合、次に歩行検査や警察官からの質疑応答があります。

これは、酒気帯び運転より悪質な《酒酔い運転》かどうかを調べる検査になります。

歩行検査
  • 単純に真っすぐ歩くことができるのかを検査します。
    道路の白線の上など警察官が指定した場所を数メートル歩きます。
質疑応答の検査
  • 分かりやすくいうと、警察官と普通に会話をすることができるのかの検査です。
    飲んだ酒の量・場所などの質問をされます。

4.検挙理由の説明

歩行検査や質疑応答の検査の結果を踏まえて、検挙理由が酒気帯び運転なのか、酒酔い運転なのかが告知されます。

5.交通違反切符発行

交通違反切符とは、聞いたことがある人もいるかもしれませんが、《青切符》《赤切符》のことです。

青切符と赤切符

よく聞く青切符と赤切符ですが、実は通称で正式名称ではありません。

青切符とは

正式名称を《交通反則告知書》と言います。

用紙の色が青色のため青切符と呼ばれています。

赤切符とは

正式名称を《告知票・免許証保管証と言います。
用紙の色が赤色のため赤切符と呼ばれています。

この2つの違いは色と名称だけではありません。下の表をご覧ください。

赤切符青切符
違反点数6点以上6点未満
一発免許停止なるならない(累積なしの場合)
前科つくつかない
払うお金罰金反則金

この2つの最大の違いは、免許停止になるか・ならないかです。

例え、今まで交通違反がなく免許点数が上限の15点あった場合でも、赤切符(告知票・免許証保管証)の発行を受ければ一発免許停止となります。(飲酒運転の場合は、検挙された時点で免許停止以上の行政処分になります)


話を交通違反切符発行に戻します。

飲酒運転で検挙された場合の交通違反切符は、飲酒運転の違反点数が最低でも13点以上ですので、《赤切符(告知票・免許証保管証)》一択になります。

この赤切符を対応している警察官から受け取り終わりとなります。

赤切符発行と同時に運転免許証は一時的に没収されます。

警察官がこの赤切符に運転免許証の情報を記載してくれ、当面の間は赤切符が運転免許の代わりになります。

行政処分が決定するまで車両の運転をする際は、必ずこの赤切符を所持してください。(所持していない場合は、運転免許不携帯となります)

検挙されたあとの疑問

解説に入る前に、まずこの段階で一番最初にしなければいけないことは、『自分の犯してしまった過ちを悔い、猛省すること』です。そのことだけは、絶対に忘れてはいけません。

1.身柄は拘束される?家には帰れないの?

飲酒運転で検挙後、基本的には色々な手続きを終えると、家に帰ることが出来ます。

しかし、極めて悪質な飲酒運転・飲酒運転で人身事故または、物損事故などを起こした場合は、身柄を拘束され、家に帰ることは出来ません。

家に帰れる場合も飲酒状態ですので、車を運転して帰ることは当然出来ません。運転代行や知人などに来てもらい、車を運転してもらうなどして帰宅することになります。

2.いつまで車両の運転が出来るの?

飲酒運転で検挙された場合、最低でも免許停止になるということはこの記事内でも記載しています。

しかし、すぐに運転が出来なくなるわけではありません。ではいつまで運転が出来るのでしょうか?

それは、行政処分が決定するまでです。行政処分が決定するまでには、検挙されてから約1ヶ月~2ヶ月ほどかかりますので、それまでは運転をすることが可能です。

まとめ

ここまで、テレビなどの報道でよく見る飲酒検問ではどんなことが行われているのか、その流れについて、また検挙後の疑問について解説してきました。

こちらの記事も今まで公開してきた記事と同様に、この世の中から飲酒運転というものがなくなって欲しいという想いがあるからです。

この記事の他にも飲酒運転に関する記事を公開していますので、合わせてご覧ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次